今朝も、いつもと同じように目覚めると、窓から差し込む朝日が部屋いっぱいに広がっていました。天気予報通りの快晴で、空には一片の雲もありません。ベッドの横でじっと私を見つめているのは、我が家の自慢のシベリアンハスキーのルナです。大きな青い瞳で「散歩に行こう」とアピールしているのが手に取るようにわかります。
ハスキー犬との暮らしを始めて早くも2年が経ちました。最初は、その活発な性格と運動量の多さに戸惑うことも多かったのですが、今では私の生活になくてはならない存在となっています。特に朝の散歩は、私たち二人にとって一日の中で最も大切な時間となっているのです。
準備を整えて玄関を出ると、清々しい朝の空気が私たちを包み込みます。ルナは嬉しそうに尻尾を振り、いつもの散歩コースへと私を導いてくれます。近所の公園に向かう道すがら、咲き誇る季節の花々や、さえずる小鳥たちの声が、この散歩をより一層特別なものにしてくれます。
シベリアンハスキーは、その名の通り寒冷地での犬ぞり用に改良された犬種です。そのため、驚くほどの持久力と運動能力を持っています。散歩中のルナを見ていると、その遺伝子を強く感じます。軽やかな足取りで前に進み、時には立ち止まって周囲の匂いを嗅ぎ、新しい発見を楽しんでいる様子が伝わってきます。
公園に着くと、いつもの広場で他の犬たちと遊ばせることにしています。ハスキー犬特有の社交的な性格で、ルナはどんな犬とも仲良く遊べるのが自慢です。大型犬でありながら、小型犬に対しても優しく接することができ、その賢さには毎回感心させられます。
時には、他の犬の飼い主さんたちと立ち話をすることもあります。「ハスキーって大変じゃないですか?」とよく聞かれますが、確かに手がかかる面はあります。毎日の運動は欠かせませんし、抜け毛の多さには驚かされます。でも、その分だけ私たちに与えてくれる愛情と喜びは何物にも代えがたいものです。
散歩中のルナは、まるでそり犬としての本能を呼び覚まされたかのように、時折前方を見つめては小走りになります。私もその pace に合わせて走ることで、自然と運動不足の解消になっています。実は、ルナと暮らし始めてから、私の健康状態も随分と良くなりました。
朝日が徐々に高くなり、辺りの温度も少しずつ上がってきました。ハスキー犬は寒さに強い反面、暑さには弱い特徴があります。そろそろ帰り時かなと思っていると、ルナも同じことを考えていたのか、家路を指す方向に体を向けます。
帰り道では、近所のお年寄りとも挨拶を交わします。ルナの人懐っこい性格のおかげで、知らない間に地域との繋がりも深まっていました。「今日もいい天気だねえ」「ルナちゃん、相変わらず元気だね」という声かけが、朝の散歩をより楽しいものにしてくれます。
家に戻ると、ルナは水を飲んでからお気に入りの場所でくつろぎ始めます。その満足げな表情を見ていると、今日も良い散歩ができたなと実感します。窓から差し込む陽光の中で、ゆっくりと呼吸を整えている姿は、まるで絵画のように美しく感じられます。
ハスキー犬との暮らしは、確かに責任と労力を必要とします。毎日の散歩は欠かせませんし、季節に応じた健康管理も重要です。しかし、その分だけ私たちの生活は豊かになり、日々新しい発見と喜びに満ちています。
特に朝の散歩は、私とルナにとって特別な時間です。いい天気の日はもちろん、少々の雨でも散歩に出かけます。なぜなら、この時間が私たちの絆を深め、一日を前向きにスタートさせる大切な儀式となっているからです。
時には、近所の子どもたちが「わあ、かっこいい犬だね!」と声をかけてきます。ルナは子どもたちが大好きで、尻尾を振りながら優しく接します。そんな場面に出会うたびに、ハスキー犬を家族に迎えた決断は正しかったと感じます。
これからも、このかけがえのない朝の時間を大切にしていきたいと思います。季節は移り変わり、私たちも少しずつ年を重ねていきますが、この散歩の時間だけは変わらずに続けていきたいと願っています。ルナと出会えたことで、私の人生はより豊かで、より健康的なものになりました。
今日も、いい天気の下でのんびりと散歩を楽しんだ後、新しい一日が始まっていきます。ハスキー犬との生活は、時に大変なこともありますが、それ以上の幸せと発見に満ちています。明日も、その次の日も、ルナと一緒に朝の散歩を楽しみながら、新しい一日を迎えられることを心から幸せに感じています。
コメント