
ハスキー犬って怖いと思ってた。
あの鋭い目つきとオオカミみたいな見た目で、正直うちに迎える前は「本当に大丈夫かな」って何度も夫に聞いた記憶がある。夫は「大丈夫だって」って笑ってたけど、私の中では「もし子供に噛みついたらどうしよう」みたいな不安がずっとあって。ペットショップで初めて会ったとき、あの青い目でじっと見られて、心臓がばくばくした。
うちに来たのは春先、まだ肌寒い3月の終わりだった。名前はリク。生後4ヶ月で、抱っこするとずっしり重くて、でも震えてて。緊張してるのは向こうも同じなんだって気づいたら、少しだけ気持ちが楽になった。
最初の一週間は本当に大変だったけど、思ってたのと違う大変さだった。噛まれるとか吠えられるとかじゃなくて、とにかく人懐こすぎて困るっていう。夜中にトイレで起きると、リクもついてくる。キッチンで料理してると足元にいる。子供が宿題してる横で寝そべってる。「お前、番犬の自覚ある?」って聞きたくなるくらい、警戒心というものがない。
そういえば前に飼ってた実家の柴犬は、もっと気難しかった。触ろうとすると「今じゃない」みたいな顔で逃げるし、散歩のルートも自分で決めてた。あれはあれで可愛かったけど…まあ関係ない話だけど。
子供が初めてリクに触ったときのことは忘れられない。当時3歳だった娘が、おそるおそる手を伸ばして、リクの頭をぽんぽんって叩いた。叩いたっていうか、子供だから加減がわからなくて結構強めに。私は内心ひやっとしたんだけど、リクはただじっと座って、尻尾を左右にゆっくり振ってた。そのあと娘の手をぺろっと舐めて、娘は「つめたい!」って笑って。
その瞬間、ああこの子は大丈夫なんだって思った。
散歩は朝の6時台に行くことが多い。夏場は特に、日が高くなる前じゃないとハスキーには暑すぎるから。早朝の住宅街は静かで、アスファルトもまだひんやりしてて、リクは嬉しそうに小走りする。途中で会う常連の犬仲間がいて、ゴールデンレトリバーのハナちゃんとか、トイプードルのモコとか。リクはどの子にも友好的で、挨拶代わりに鼻をくんくんさせる。飼い主さんたちからも「おとなしいねえ」ってよく言われる。
「ハスキーって運動量すごいんでしょ?」ってよく聞かれるけど、確かに散歩は長めに必要。でもうちの場合、散歩から帰ってきたらあとはほぼ寝てる。リビングの隅っこ、エアコンの風が当たるところが定位置で、そこでだらーんと伸びて昼寝。起きてるときも、吠えることはほとんどない。宅配便が来ても、耳をぴくっとさせるだけ。
たまに遠吠えみたいな声を出すことはある。夜中に救急車のサイレンが聞こえたときとか。「ウォーン…」って低い声で。最初は驚いたけど、今はもう慣れた。娘なんか一緒になって「ウォーン!」って真似してる。
リクが来てから、家の中の空気が変わった気がする。前はもっとバタバタしてたというか、夫婦で言い合いになることも多かったし、娘もわがまま言って泣くことが多かった。今もそういうことはあるけど、リクがいるとなんとなく落ち着く。喧嘩してても、リクが間に入ってきてこっちを見上げると、なんか馬鹿らしくなって笑っちゃう。
犬を飼うって、正直覚悟がいると思ってた。お金もかかるし、世話も大変だし、自由もなくなる。実際その通りではあるんだけど、それ以上に得るものが大きかった。特にハスキーみたいな大型犬は「難しい」って言われがちだけど、少なくともうちのリクに関しては、穏やかで優しくて、家族の一員としてちゃんといてくれてる。
飼う前の私に教えてあげたい。怖がらなくて大丈夫だよって。あの青い目は、ただ純粋にこっちを見てるだけだから。
まあ、犬それぞれ性格は違うんだろうけどね。
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