
朝の光がカーテンの隙間から差し込んでくる頃、いつも最初に目を覚ますのはハスキー犬のルナだ。彼女はまだ誰も起きていないリビングで、毛布にくるまりながらあくびをしている。その姿を見ると、どこか狼のような風貌とは裏腹に、ただの甘えん坊な犬だということがよくわかる。
ハスキーを迎える前、わたしは正直なところ少しだけ不安だった。大型犬だし、あの鋭い目つきと立派な体格を見ると、どこか気難しい性格なのではないかと思っていた。けれど実際に暮らし始めてみると、その心配はあっという間に消えてしまった。ルナは驚くほど人懐こく、主人にも子どもにも、そしてわたしにも分け隔てなく愛情を注いでくれる。
ある秋の夕方、わたしが台所で夕飯の支度をしていると、ルナがそっと足元に寄ってきた。彼女は何も言わずに、ただそこに座ってわたしを見上げている。その瞳には期待と安心が混ざり合っていて、まるで「ここにいていいですか」と尋ねているようだった。わたしは思わず手を止めて、その頭を撫でてやる。すると彼女は満足そうに目を細め、尻尾を数回ゆっくりと振った。
子どもがまだ小さい頃、わたしは犬との生活に対してもっと慎重だったかもしれない。実家で飼っていた柴犬は気まぐれで、子どもが近づくとよく唸っていた記憶がある。だからこそ、ルナが子どもに対してどれほど優しいかを見るたびに、少し驚いてしまう。子どもがルナの耳を引っ張っても、尻尾を掴んでも、彼女はただじっと耐えている。時折、困ったような顔でわたしを見るけれど、それでも決して怒ることはない。
主人は休日になると、ルナを連れて近所の「ミドリパーク」という公園へ散歩に出かける。帰ってくるといつも、ルナは疲れ切った様子でリビングに倒れ込む。その姿はまるで長距離を走ってきたマラソン選手のようで、見ているこちらまで疲れてしまいそうになる。けれど、それでも彼女は満足そうな顔をしている。運動が大好きなハスキーにとって、あの時間は何よりも幸せなのだろう。
ある日、わたしがソファでうとうとしていると、ルナがそっと隣に座ってきた。彼女の体温が伝わってきて、少しひんやりとした秋の空気の中でそれはとても心地よかった。ふと目を開けると、ルナもまた目を閉じて、静かに呼吸をしている。その穏やかな表情を見ていると、こちらまで安心してしまう。ハスキーという犬種に対して抱いていたイメージが、どれほど偏ったものだったかを思い知らされる瞬間だった。
わたしが一番好きなのは、夕暮れ時にルナと一緒に過ごす時間だ。オレンジ色の光が部屋全体を包み込み、外からは子どもたちの遊ぶ声が聞こえてくる。ルナはわたしの足元で丸くなり、時折耳をぴくりと動かしながら、外の音に反応している。その仕草がどこか可愛らしくて、つい見とれてしまう。
ハスキーを飼うことは、決して簡単なことではない。彼らは運動量が多く、暑さにも弱い。毛もたくさん抜けるし、しつけにも根気が必要だ。けれど、それ以上に得られるものがある。それは、家族全員が笑顔になれる時間だ。ルナがいるだけで、家の中の空気が柔らかくなる。主人も子どもも、そしてわたしも、彼女の存在に支えられている。
先日、子どもがルナにおやつをあげようとして、誤って自分の手に持っていたクッキーを床に落としてしまった。ルナは一瞬だけそれを見つめたあと、子どもの顔を見上げて、まるで「大丈夫だよ」と言うように尻尾を振った。そしてそのクッキーには見向きもせず、子どもの手をぺろりと舐めたのだ。その光景を見て、わたしは思わず笑ってしまった。ルナは本当に優しい。
ハスキーという犬種は、見た目こそ凛々しく、どこか近寄りがたい印象を持たれることが多い。けれど実際には、とても人懐こく、家族思いで、愛情深い犬だ。もちろん個体差はあるだろうし、すべてのハスキーがルナのような性格だとは限らない。それでも、少なくともわたしたちの家に来てくれたルナは、家族全員にとってかけがえのない存在になった。
もしこれからハスキーを迎えようと考えている人がいるなら、わたしは自信を持って言える。彼らは決して怖い犬ではない。むしろ、驚くほど優しく、穏やかで、人間に寄り添ってくれる犬だ。ルナと過ごす日々は、わたしたち家族にとって何よりも大切な時間になっている。
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