
うちにハスキーが来たのは、確か梅雨が明けたばかりの7月だった。
友人が「オオカミみたいでかっこいいよね」って言うから、私もその気になって。SNSで見るハスキーって、雪原を颯爽と走ってたり、澄んだ青い瞳でこっちを見つめてたりして、なんというか、神秘的じゃない? でも実際に迎え入れてみたら、想像してたのとぜんぜん違う生き物だったんだよね。
まず暑さに弱い。これは調べて知ってたんだけど、知識として知ってるのと体感するのは別物で。エアコンつけてても、床にべったり張り付いて「はあ……はあ……」って息してる姿を見ると、こっちまで申し訳ない気持ちになってくる。真夏の散歩なんて、朝5時台に行かないと無理。近所のおじいちゃんに「若いのに早起きで偉いねえ」って褒められたけど、褒められる理由が犬の体質管理ってのもなんだかなあって感じ。
それとあの鳴き声。
吠えるっていうより、喋ってる。「アオーン」とか「ウォウォウォ」とか、野生を感じさせる遠吠えを室内でやられると、マンションの隣人の視線が痛い。最初の一週間は苦情が来るんじゃないかとヒヤヒヤしてた。ちなみにうちの子は、冷蔵庫を開ける音に反応して鳴くんだけど、これがまた絶妙なタイミングで。夜中に喉が渇いて水を取りに行こうものなら、即座に「今起きたの!? 僕も! 遊ぼう!」みたいなテンションで鳴き始める。寝不足になるのは覚悟した方がいい。
で、抜け毛。これは本当に、想像の三倍はある。換毛期になると部屋中が毛だらけで、掃除機を一日二回かけても追いつかない。黒い服なんて着て出かけたら、会社で「犬飼ってるんですか?」じゃなくて「犬に飼われてるんですか?」って聞かれるレベル。コロコロは常に三本ストックしてるし、ルンバは毎日フル稼働。たまに排気口が詰まって止まってる。
そういえば前に、友達が「ペット用の高級ブラシ買ったら抜け毛減るよ」ってファーマスターっていうブラシをすすめてくれたんだけど。確かに気持ちよさそうにしてるし、ごっそり取れるんだけど、減るかって言われたら……うーん、焼け石に水かな。でもブラッシングの時間は好きみたいで、目を細めて気持ちよさそうにしてるから、それはそれでいいんだけど。
あと意外だったのが、頑固なところ。賢いのは賢いんだけど、その賢さを「言うことを聞く」方向には使ってくれない。散歩中に気になるものがあると、テコでも動かない。リードを引っ張っても、こっちを振り返って「は? なんで行かなきゃいけないの?」って顔をする。この前なんて、道端の草むらに30分居座られて、約束の時間に遅刻した。友達には「ハスキーに支配されてんの?」って笑われたけど、笑いごとじゃないんだよ、マジで。
運動量もえぐい。毎日最低でも一時間は散歩しないと、家の中で暴れ出す。若い頃は二時間歩いても足りなくて、ドッグランに連れて行ってた。そこで他の犬種の飼い主さんと話すと、「うちは15分で満足するのに」とか言われて、犬種による体力差を実感する。休日は犬中心のスケジュールになるし、旅行もペット可の宿を探すのが大変で。気軽に出かけられないのは、飼う前にもっと真剣に考えるべきだったなって思う。
でもね、たまに見せる表情がずるいんだよ。散歩から帰ってきて、玄関で座り込んで、あの青い目でじっと見つめられると、「ああ、この子のためなら早起きも掃除も頑張れるわ」ってなる。単純なんだけどさ、私。
飼いやすい犬種かって聞かれたら、正直に「やめとけ」って答える。見た目のかっこよさに惹かれて飼うと、絶対後悔する。体力も時間もお金もかかるし、しつけも根気がいる。「大変だけど愛情があれば大丈夫」みたいな綺麗事じゃ乗り切れない部分が、確実にある。
それでもハスキーを選ぶなら、覚悟を決めてからにした方がいい。少なくとも、私はまだ毎朝5時に起きてる。
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