ハスキー犬と友人たちが来た日の、予想外すぎる午後

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玄関のチャイムが鳴った瞬間、すでに何かがおかしかった。

ドアを開けると、友人の田中が満面の笑みで立っていて、その横には見たこともないくらい大きなハスキー犬がいた。「連れてきちゃった」って、そういう問題じゃないと思うんだけど。名前はルナっていうらしい。青い瞳がこっちをじっと見ている。聞いてないよ、犬連れてくるなんて。でもまあ、断る理由もないし、とりあえずリビングに案内した。ルナは尻尾を振りながら、まるで自分の家みたいにずかずか入ってくる。

友人は全部で四人来る予定だったんだけど、最初に到着したのが田中とルナ。次に来たのが佐藤で、彼女はルナを見た瞬間「かわいい!」って叫んで、持ってきたケーキの箱を床に置いたまま抱きついていった。ケーキ、大丈夫かな。ハスキー犬って想像以上に毛が抜けるらしくて、リビングに入って五分もしないうちに、床に白とグレーの毛がふわふわ舞い始めた。掃除したばっかりなのに。

佐藤がルナの頭を撫でながら「この子、何歳?」って聞いたら、田中が「二歳半」って答えて、そこから延々と犬の話が始まった。

正直、犬の話ってそんなに続くものなのかと思ってたけど、続くんだよね。ワクチンの話、散歩コースの話、好きなおやつの話。私はキッチンでコーヒーを淹れながら聞いていたんだけど、ルナがいきなり立ち上がって、私の方に歩いてきた。足音が意外と重い。近くで見ると本当に大きくて、立ち上がったら私の腰くらいまである。鼻先が冷たくて湿っていて、私の手をくんくん嗅いでいる。犬を飼ったことがないから、どう接していいかわからなくて、とりあえず頭を撫でてみた。ルナは気に入ったのか、そのまま私の足元に座り込んだ。

重い。

そのあと山田と鈴木も到着して、リビングは一気に賑やかになった。鈴木が持ってきたボードゲームを広げようとしたんだけど、ルナがその箱に興味を示して、鼻でつついてくる。ゲームどころじゃなくなって、結局みんなでルナと遊ぶことになった。田中が持ってきたボールを投げると、ルナは全力で追いかけて、くわえて戻ってくる。何度も何度も。疲れないのかな、この犬。

午後三時くらいだったと思う、日差しが斜めに差し込んできて、リビングが妙に明るくなった。

ルナが急に動きを止めて、窓の外をじっと見つめ始めた。何を見ているのかと思って私も外を見たけど、特に何もない。ただの住宅街の風景。でもルナは動かない。田中が「たぶん鳥でも見てるんだと思う」って言ったけど、鳥なんて見えなかった。犬の視力ってどのくらいなんだろう。

そういえば去年の夏、友人たちと海に行ったときのことを思い出した。あのときも田中が来ていて、彼は浮き輪を忘れて、コンビニで子供用の恐竜柄の浮き輪を買って、それを使っていた。みんなに笑われていたけど、本人は気にしていなかった。田中ってそういうところがある。今日も犬を連れてくるって連絡しなかったのは、たぶん「言わなくても大丈夫だろう」って思ったんだろうな。

ルナがまた動き出して、今度は佐藤の膝の上に顔を乗せた。佐藤は嬉しそうに笑っている。

山田が「犬って人を選ぶよね」って言った。確かにそうかもしれない。ルナは最初から佐藤に懐いていた。私にはそこまで懐いていない気がする。ちょっと寂しいけど、まあ仕方ない。私は犬の扱いに慣れていないし、ルナもそれを感じ取っているのかもしれない。動物って敏感だから。

鈴木が持ってきたケーキを切り分けて、みんなで食べた。チーズケーキだった。ルナはケーキの匂いに反応して、テーブルの周りをうろうろしていたけど、田中が「ダメ」って言ったら、おとなしく離れた。賢い犬なんだなと思った。

気づいたら外が暗くなりかけていて、もう夕方だった。

田中が「そろそろ帰るね」って言って、ルナにリードをつけた。ルナは名残惜しそうにみんなを見回していた。玄関まで見送ると、ルナが振り返って、もう一度私の手を鼻で押してきた。さっきより少し強く。それから尻尾を振って、田中と一緒に夜の街に消えていった。

部屋に戻ると、床には相変わらずハスキーの毛が散らばっていて、掃除機をかけないといけないなと思った。でも今日は、まあ、悪くなかったかもしれない。犬がいるだけで、いつもの集まりとは全然違う空気になるんだなって。

また来るのかな、ルナ。
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