ハスキー犬と暮らす朝は、思ってたより静かだった

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うちにハスキーが来たのは、去年の秋口だった。

主人が突然「犬飼いたい」って言い出して、最初は柴犬とかゴールデンとか無難な犬種を想像してたんだけど、ペットショップで一目惚れしたのがハスキーだったらしい。私が「え、ハスキーって大変じゃない?」って聞いたら、主人は「大丈夫、俺が散歩するから」って。まあ、その約束が守られたのは最初の三週間くらいだったんだけど…。

名前はリク。オスで、来た時はまだ生後三ヶ月くらいだった。正直、ハスキーって聞くと「野性的」とか「気性が荒い」みたいなイメージがあったから、小さい子供がいる家で飼えるのか不安だった。うちには当時四歳になったばかりの娘がいて、犬を怖がるタイプじゃなかったから逆に心配で。乱暴に触って噛まれたりしないかなって。

でも実際に一緒に暮らし始めてみると、リクはびっくりするくらい穏やかだった。

朝六時半、娘が起きる前にリクが私の部屋にやってくる。ドアを鼻で押し開けて、ベッドの横にどすんと座る。その音で目が覚めるんだけど、吠えたりはしない。ただじっと座って、私が起きるのを待ってる。たまに小さく鼻を鳴らすくらい。その声が本当に優しくて、「おはよう」って言われてるみたいな気持ちになる。起き上がると、リクは尻尾を左右にゆっくり振りながらリビングへ歩いていく。催促するわけでもなく、ただ「起きたね」って確認してるだけみたいな。

娘が起きてくると、リクの態度はもっと穏やかになる。娘はまだ力加減がわからなくて、リクの耳をぐいぐい引っ張ったり、背中にのしかかったりするんだけど、リクは一度も怒ったことがない。嫌そうな顔もしない。ただ横になって、娘が好きにするのを許してる。時々、娘の手をぺろっと舐めたりして。それがまた丁寧な舐め方で、ゆっくりと一回だけ、みたいな。

そういえば、この前スーパーの駐車場で会ったおばさんに「ハスキー飼ってるの? 大変でしょう」って言われたんだけど、何が大変なのかよくわからなかった。

散歩は確かに力が強いから最初は引っ張られたけど、今はちゃんと横を歩いてくれる。主人が「俺が訓練した」って自慢してたけど、実際は私が毎朝YouTubeの犬の訓練動画見ながら教えたんだけどね。リクは覚えが早くて、「待て」も「おいで」もすぐに理解した。人の顔をよく見てる犬だと思う。こっちが何を求めてるのか、察する力がある。

夕方、娘が保育園から帰ってくると、玄関でリクが待ってる。娘が「リクー!」って叫ぶと、リクは尻尾をぶんぶん振って、でも飛びつかない。娘の目の高さまで顔を下げて、鼻と鼻をくっつける。それが二人の挨拶。娘はリクの首に腕を回して「今日ね、お絵かきしたの」って話しかける。リクは娘の匂いを嗅ぎながら、じっと聞いてる。

犬って人懐こいとか懐かないとか、犬種で決まるものじゃないのかもしれない。

リクを見てると、この子は「家族」っていう概念を理解してるんじゃないかって思う時がある。私たちが食事をしてる時、リクはテーブルの下で静かに寝そべってる。誰かがトイレに立つと、ついていく。誰かが帰ってくると、玄関で待ってる。吠えて知らせるとかじゃなくて、ただそこにいる。存在してる。その存在の仕方が、すごく控えめで、でもちゃんとそこにいて。

冬の夜、暖房をつけた部屋でリクは床に伸びて寝てる。娘はリクのお腹に頭を乗せて絵本を読んでる。リクは目を細めて、時々娘の髪の毛の匂いを嗅いでる。主人はソファでスマホをいじってて、私はキッチンで明日の弁当の下ごしらえをしてる。そんな何でもない夜が、リクが来てから増えた。

ハスキーを飼うのが大変かどうかって聞かれたら、正直よくわからない。大変なこともあるけど、それはどんな犬でも同じだと思う。リクに関して言えば、思ってたよりずっと優しい犬だった。人間のことが好きな犬だった。特に子供に対しては、本当に辛抱強い。

飼う前はもっと気を張ってなきゃいけないと思ってた。でも実際は、リクの方が私たちに合わせてくれてる気がする。そういう犬なんだと思う、ハスキーって。少なくともうちのリクは。

だから、もしハスキーを飼おうか迷ってる人がいたら、そんなに怖がらなくていいと思う。ちゃんと向き合えば、向こうもちゃんと応えてくれる。

まあ、抜け毛はすごいけどね。それだけは覚悟した方がいい。
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