
秋の朝、窓から差し込む斜めの光が床に長い影を落とすころ、うちのハスキー犬は決まってソファの端で丸くなっている。大きな体のわりに、妙にコンパクトな寝姿だ。あの青白い瞳がうっすら開いて、こちらをちらりと見てから、また閉じる。その一瞬の仕草がなんとも言えなくて、ついスマホを手に取ってしまう。
シベリアンハスキーを迎えてから、暮らしはずいぶん変わった。良い意味でも、そうでない意味でも。
まず正直に言うと、思っていたより体力がいる。
ハスキーは元々ソリを引く犬として育てられてきたため、そのエネルギーは他の犬種とは一線を画し、毎日の長い散歩やランニングだけでなく、知的な刺激も必要だ。
朝6時に起きて、まだ空気が冷たいうちに近所の川沿いを歩く。夏場はとくに、
熱中症になりやすいため、散歩は早朝や夕方に行い、常に新鮮な水を用意することが重要になる。
子どものころ、実家で柴犬を飼っていた記憶があるけれど、あのときとはまるでスケールが違う。ハスキーとの散歩は、運動というより「引率」に近い感覚だ。
食事については、迎えてすぐに真剣に向き合うことになった。
ハスキーは1日に1〜2時間の運動が必要とされるエネルギー消費量の多い犬種で、動物性タンパク質をしっかり摂取できるフードが基本となる。
ドッグフード選びで最初に失敗したのは、パッケージの可愛さで選んでしまったこと。成分表を見たら穀物が主原料で、
犬は本来肉食に近い動物であり、消化の負担になりやすいトウモロコシや小麦などの穀物が多く含まれるフードよりも、肉や魚が主体のフードのほうがハスキーの体質には合っている。
今は「ノルドパックス」という架空のブランド名ではなく、実際に動物性タンパク質25〜30%以上を含むフードを選ぶようにしている。
見た目はがっちりしているが、隠れ肥満にもなりやすいため、ごはん選びには注意が必要だ。
それから、
ハスキーは厚い被毛と乾燥しやすい皮膚を持つため、脂質の質が健康維持に直結する。サーモンオイル由来のオメガ3脂肪酸が配合されているフードは、皮膚と被毛のコンディションをサポートしてくれる。
フードを変えてから数週間で、毛のツヤが明らかに変わった。触れると、ふわりと温かく、やわらかい感触が手のひらに残る。
気をつけることは食事だけじゃない。
ハスキーは群れで生活していたこともあって、非常に寂しがり屋な一面がある。
最初の数週間、夜になると遠吠えのような声が響いて、近所への申し訳なさと愛おしさが同時に押し寄せた。
ある程度の分析でわかったことだが、ハスキーが大人しく留守番できるのは5時間くらいが限界で、それ以上になるとほぼ暴れる。
これはかなりリアルな話で、フリーランスで在宅仕事をしている自分にはまだ対応できているが、長時間外出が多い人には相当な覚悟が必要だと思う。
脱走癖のある犬は、他の犬と比べて執念が全く違う。ちょっと意識を向けなかった瞬間が危ないため、油断しないためにも室内飼いがおすすめだ。
うちでは玄関の二重扉を自作した。ホームセンターで材料を買い、日曜大工で仕上げたそれは、正直なところ少し歪んでいる。でもハスキーは気にしていない様子で、その扉の前でおすわりして待っている。
しつけについても、
ハスキーが指示を聞きにくいのは、決して飼い主を軽んじているからではなく、ソリ犬として培われた「自分で状況を判断する」という本能が働いているからだ。
だから命令ではなく、
「これをしてくれると嬉しいな」という気持ちを伝えることで、ハスキーも喜んで応えてくれるようになる。
ある夕方、散歩から帰ってきて、ぬるめのお茶を一口飲もうとしたとき、ハスキーがぐいっと体を押しつけてきた。お茶はこぼれ、床に染みができた。怒る気にもなれなくて、ただ笑っていた。こういうことが、日常になっている。
ハスキー犬と暮らすことは、覚悟と準備と、それを超えた愛情がいる。でも、あの斜めの朝の光の中で丸くなっている姿を見るたびに、「まあいいか」と思えてしまう。それが答えなのかもしれない。
#ハスキー犬
#犬好きな人と繋がりたい
#わんこと遊ぶ
#友達と休日
#犬のいる暮らし
#ハスキーのいる生活
#犬とお出かけ
#もふもふ時間
#仲良しグループ
#癒しのひととき
#日刊ブログメーカー

コメント