ハスキーがいる、穏やかな家族の朝。わたしたちが「飼ってよかった」と思う理由

遊ぶ

ALT

八月の朝は、思ったより早く明ける。

カーテンの隙間から差し込む光が、フローリングの上に細長い帯をつくっていた。その帯のちょうど真ん中に、シロが寝そべっていた。シベリアンハスキーのシロは、体重二十五キロの大型犬とは思えないほど静かに、ゆっくりと呼吸を繰り返していた。

わたしがキッチンに立ってコーヒーを淹れ始めると、豆を挽く音に反応したのか、シロがひとつ耳をぴくりと立てた。でも起き上がりはしない。ただ目だけを開けて、こちらをじっと見ている。その眼差しが、青みがかったグレーで、なんとも言えず澄んでいた。

ハスキーはクールな見た目とは裏腹の陽気で甘えん坊な性格を持っていて、そのギャップが大きな魅力だ。
飼う前、わたしはハスキー犬に対して「凛々しくて、少し気難しい犬」という印象を抱いていた。子どもの頃に近所で見かけた大型犬が、吠えてばかりいたせいかもしれない。だから正直、家族に迎えるとき、少し怖かった。

でも実際は、まるで違った。

主人がシロをはじめて連れてきた日の夜、四歳の娘の凛花(りんか)がおそるおそる手を伸ばすと、シロはその小さな手をぺろりと舐めた。凛花は「つめたい!」と言って笑った。真夏なのに、ハスキーの鼻先は本当にひんやりしていた。あの感触を、わたしはまだ覚えている。

シベリアンハスキーは家族以外の人や犬に対しても積極的に交流しようとする、友好的な犬だ。
その言葉通り、シロは凛花の友達が遊びに来るたびに、尻尾を振って出迎える。見知らぬ子どもにも、臆することなく近づいていく。
見た目に反して性格は優しくて友好的で、飼い主に対して愛情深い。
これを実感するのは、たいてい何気ない瞬間だ。

たとえば、主人が仕事から帰ってきて玄関に立つと、シロは必ず廊下の端まで走っていって、ぴったり横に座る。出迎えるというより、「おかえり、ちゃんと待っていたよ」と報告するような、落ち着いた仕草で。主人がその頭を撫でるとき、ふたりの間にはなんとも言えない穏やかな空気が流れる。

ただ、穏やかなだけではない。

そりを引くことでも有名なように、とても持久力があり、動いたり遊ぶことが大好きだ。
週末の朝、近所の「ノルテ公園」まで散歩に連れていくと、シロは全力で走り出す。凛花がリードを持つと、あっという間に引っ張られてしまって、先日は凛花ごとシロが芝生に突っ込んでいった。ふたりとも無事だったけれど、凛花は草だらけになって「シロのバカ!」と言いながら笑っていた。

そういう日の帰り道、三人で並んで歩くと、シロは必ずわたしの左側にぴったりついてくる。リードを引っ張るでもなく、ただ歩調を合わせるように、一定のリズムで歩く。夏の朝の空気はまだ少しだけ涼しくて、草の匂いが混じっていて、遠くで蝉が鳴いていた。そういう時間が、家族になったんだと、じわりと感じさせてくれる。

狼のような見た目が特徴のシベリアンハスキーは、その見た目とは裏腹に落ち着きのある性格で、初めて会う人ともフレンドリーに接することから、比較的飼いやすい犬種だ。
もちろん、毎日のブラッシングや運動の時間は必要だし、換毛期の抜け毛の量には最初、目を疑った。リビングの「ブルームノルド」というスカンジナビアブランドのラグが、あっという間に白い毛で覆われたときは、さすがに笑えなかった。でも今では、それも日常の一部になっている。

コーヒーが淹れ終わった。

マグカップを持ってソファに座ると、シロがのそりと起き上がって、わたしの足元に頭を乗せてきた。重い。じんわりと温かい。凛花はまだ眠っていて、主人は新聞を広げている。シロの呼吸が、ゆっくりと足元で続いている。

ハスキー犬を飼うことを迷っているなら、この朝の静けさを想像してほしい。

怖くない。難しくもない。ただ、家族が一人増えるような、そういう感覚だ。シロがいるから、この家は穏やかになった——というより、シロがいることで、わたしたちがはじめて「家族」という言葉の重さに気づいたのかもしれない。
#ハスキー犬
#犬好きな人と繋がりたい
#わんこと遊ぶ
#友達と休日
#犬のいる暮らし
#ハスキーのいる生活
#犬とお出かけ
#もふもふ時間
#仲良しグループ
#癒しのひととき
#日刊ブログメーカー

コメント

タイトルとURLをコピーしました