
四月の終わりごろ、リビングの窓から差し込む光が床にうすく伸びていた。南向きの窓だから、この時間帯だけ部屋の真ん中あたりがぼんやりと明るくなる。その光の中に、うちのハスキー犬・シロが寝そべっていた。大きな体をゆったりと横たえて、目だけを細めてこちらを見ている。
正直なところ、ハスキーを迎える前は不安だらけだった。オオカミみたいな顔つき、大きな体、「飼育が難しい」という声もよく目にしていた。子どもがいる家庭に本当に合うのだろうか、と何度も検索しては画面を閉じた。そういうことを繰り返しながら、それでも気になって仕方がなかった。
外見からはワイルドなイメージを持たれがちだけれど、実際はとても人懐こく、友好的な気質を持っている。特に大型犬の中では穏やかで優しい部類に入り、飼い主や家族との信頼関係を大切にする。
これを読んだとき、少しだけ肩の力が抜けた気がした。
シロが来たのは、娘がまだ3歳の頃だった。はじめて対面した瞬間、娘は少し固まって、わたしの足の後ろに隠れた。でもシロはそんな娘に向かって吠えるでも飛びつくでもなく、ただゆっくりと鼻を近づけて、くんくんと匂いを嗅いだ。それだけだった。娘は5秒後には「やわらかい」と言って、シロの背中に顔をうずめていた。
シベリアンハスキーは、飼い主はもちろん初対面の人に対しても友好的な態度を示す。初めての人に対して吠え続けたり、威嚇したりすることは滅多にない。
まさにそのとおりだった、と今でも思う。
うちでは「ノルドハウス」というスカンジナビア風のインテリアブランドで揃えた木製の棚や、ウールのラグを使っている。その上でシロが眠る姿は、どこか絵本のワンシーンみたいで、主人はよく「インテリアの一部だな」と笑う。ただ、ラグは半年でシロの抜け毛にやられて買い替えた。これはインテリアの話ではなく、ハスキーの話だ(心の中でそっと突っ込んでいる)。
家族に対して非常に愛情深く、甘えん坊な一面を持っている。初対面の人や他の犬にも友好的で、社交性が高い犬種だ。
だから、子どものいる家族にも馴染みやすい。わが家でも、シロは今や娘の「遊び相手兼クッション」として、すっかり家族の一員だ。
夕方、散歩から帰ってきたシロの体にはまだ外の空気が残っている。土と草の混ざったような匂い。娘はそれが好きで、帰ってくるたびにシロの首元に顔を埋める。主人がリードを外しながら「今日はよく走ったな」と言う。その声がリビングにやわらかく広がって、わたしはキッチンでお湯を沸かしながらそれを聞いていた。麦茶を注いだグラスを主人に渡すと、ちょうどシロが主人の足元にどすんと座り込んで、じっとこちらを見上げていた。おそらく、おやつの時間だと思っている。
シベリアンハスキーはその見た目に反して攻撃性は低く、とても明るく天真爛漫な性格だ。
これは本当にそうで、シロを見ていると、威圧感というものがまるでない。むしろ、いつも何かを楽しみにしているような顔をしている。子どものころ、近所の家に大きな犬がいて怖かった記憶があるのだが、シロと暮らしてからはその記憶がずいぶん遠くなった。
飼い主アンケートによると、ハスキーを迎えた家庭の約8割が「家族や他のペットともすぐに打ち解けた」と回答しており、多頭飼いや子どものいる家庭にも適しているという結果が出ている。
この数字を見たとき、自分たちの経験と重なって、なんだか少しうれしくなった。
もちろん、ハスキー犬を飼うことはいいことばかりではない。
ソリを引いていた歴史のあるハスキーは、とても運動量の必要な犬種で、1日に60分程度の散歩を2回してあげるといい。
雨の日も、寒い朝も、散歩は欠かせない。それでも、散歩から帰ってきたシロが玄関で体を震わせて水滴を飛ばすたびに、娘が「あーもう!」と笑いながら逃げる光景が、わたしにとっては何よりの日常になっている。
ハスキーは、家族という時間をゆっくりと、穏やかに、豊かにしてくれる存在だ。迎える前の不安は、今となってはずいぶん遠い話のように感じる。あの四月の午後、光の中で目を細めていたシロの顔を思い出すたびに、あのとき一歩踏み出してよかった、と思う。
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