ハスキーと行く遠距離ドライブ——車に乗せる前に知っておきたい、本当に大切なこと

育てる

ALT

夏の終わりの朝、空がまだ薄紫色に染まっている時間帯に、わたしはいつも少し早めに起きる。理由はシンプルで、ハスキー犬の「ルーク」が出発前の準備を察知して、夜明け前からそわそわと動き始めるからだ。あの大きな体が廊下をうろうろする音は、目覚まし時計よりもずっと確実に眠りを破る。

オオカミを思わせる精悍な顔立ちながら、性格は人懐こくて甘えん坊。
そのギャップがハスキーの魅力であることは、飼い主なら誰でも知っている。だからこそ、遠距離移動のときも「一緒に連れていきたい」という気持ちが先に立つ。でも、その気持ちだけで車に乗り込むのは少し待ってほしい。

車は早く流れる景色やエンジンの振動、狭い空間など犬にとってストレスがかかりやすい場所だ。
ハスキー犬のような大型犬はとくに、車内の温度変化や振動に敏感で、長時間の移動は体への負担が想像以上に大きい。わたしが初めてルークを車に乗せたのは、まだ子犬だった夏の終わり——ちょうど今ごろの季節のことだった。エアコンをフル稼働させていたのに、後部座席から漂ってくるあの独特のにおいに気づいたとき、「しまった」と思った。ルークは酔っていた。そして、わたしの膝の上に頭を乗せて、申し訳なさそうな顔でこちらを見上げていた——体重30キロ近い生き物に全力で甘えられると、正直かなりつらい(心の中で小さくツッコんだのは内緒だ)。

出発直前に食事をとらせることは避けよう。満腹のまま車に乗ると車酔いしやすくなるので、出発2時間前を目安に食事をとらせるか、普段より少なめの量にしてあげるとよい。
これはわたしが失敗から学んだことでもある。あの日以来、遠距離移動の前には必ず食事のタイミングを調整するようにしている。

車内の環境づくりも重要だ。
パーキングエリアやサービスエリアでのこまめな給水やトイレタイムが大切で、車のシートなど普段寝ていない場所は落ち着けずストレスになるため、おうちで使っているクッションマットなどを置いてあげると良い。
ルークのために愛用しているのは、「ノルディクレスト」というアウトドアブランドのウール素材のドライブマットで、夏でも蒸れにくく、ハスキーの厚い被毛にもよく合う。見慣れたにおいがするものを車内に置くだけで、犬の緊張はずいぶんと和らぐものだ。

大型犬には後部座席や荷室に敷いて使えるドライブシートや犬用のシートベルトを使えば安心だ。万が一の急ブレーキや急ハンドルでも安全なハードクレートが一番信頼できる。
ハスキー犬のサイズに合うクレートは大きくて場所をとるが、それでも安全性には代えられない。

犬は人間以上に揺れや振動に敏感なので、できるだけ急発進・急ブレーキはしないように心がけ、山道などカーブが多い場所ではとくにゆっくり走ることが大切だ。
遠距離移動では高速道路を使うことが多いが、合流や車線変更のたびに加速が変わる。ルークが後部座席でふと顔を上げてこちらを見る瞬間、その琥珀色の瞳に「ねえ、大丈夫?」と問われているような気がして、アクセルを踏む足に自然と力が抜ける。

出発前に愛犬と散歩するなどして、必ずトイレを済ませておくことも忘れずに。車の揺れによって普段より尿意が起こりやすくなる。
朝の薄明かりの中で、まだ冷たい空気を吸いながらルークと歩く時間は、長旅の前の静かな儀式のようになっている。アスファルトに残る夜露の感触、草の青いにおい、遠くで鳴く鳥の声——そういうものをルークと一緒に感じてから、はじめてエンジンをかける気になれる。

ハスキー犬はもともと犬ぞりの犬種として膨大な運動量が必要で、スタミナがあるので飼い主が先にへばってしまうこともある。
だからこそ、長距離移動の後は必ず十分な運動と休憩を確保してあげてほしい。目的地に着いたとき、ルークが全身で喜びを表現しながら草の上を走り回る姿を見ると、準備の手間も疲れも、すっと消えていく。

ハスキー犬との遠距離ドライブは、決して難しくない。ただ、彼らのために少しだけ丁寧に準備する時間を持つこと。それだけで、車の旅はぐっと豊かなものになる。
#ハスキー犬
#犬好きな人と繋がりたい
#わんこと遊ぶ
#友達と休日
#犬のいる暮らし
#ハスキーのいる生活
#犬とお出かけ
#もふもふ時間
#仲良しグループ
#癒しのひととき
#日刊ブログメーカー

コメント

タイトルとURLをコピーしました