ハスキーがいる、穏やかな午後のこと

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五月の午後二時ごろ、リビングの窓から差し込む光がフローリングの上にゆっくりと伸びていた。カーテン越しに揺れる木漏れ日が、ちょうどソファの端まで届くくらいの時間帯。我が家のハスキー犬、シロは、その光のなかにすっぽりと体を収めるようにして、目を細めながら寝そべっていた。

正直に言えば、ハスキー犬を迎えると決めたとき、わたしは少しだけ怖かった。
あの美しいブルーの瞳と凛々しい姿に心を奪われる一方で、「しつけが難しいって聞くけど、本当に大丈夫かな」という不安も一緒についてくるものだ。
インターネットで調べれば調べるほど、「大変」「難しい」という言葉が目に入ってきた。それでも、あの瞳を一度見てしまったら、もう引き返せなかった。

シロがうちに来たのは、子どもが三歳のころだった。娘のさくらは、初めてシロと目が合ったとき、しばらく動けなかった。それから少しずつ、ふたりの距離は縮まっていった。今では、さくらがおやつの袋をガサガサとさせると、シロはどこにいても飛んでくる。まるで自分のおやつだと思っているかのように。

狼のような見た目から「怖い」「攻撃的」と思われがちなハスキーだが、実際は攻撃性が低く、陽気で人懐っこい性格だ。
これは飼ってみて、初めて実感できることかもしれない。
クールな見た目とは裏腹の陽気でフレンドリーな性格。そんなギャップがシベリアンハスキーの魅力のひとつだ。
シロも例外ではなく、来客があるたびに尻尾を大きく振りながら玄関へ突進していく。番犬にはなれそうもない、と主人はよく笑っている。

仲間意識が強く、人に寄り添うことを好む反面、寂しがりなので、室内でいつも家族とともに過ごさせることで、心が安定し、体調にもいい影響を与える。
だからわが家では、シロはいつもリビングにいる。主人がソファでコーヒーを飲んでいると、必ずそのそばに来て、ちょんと頭を膝の上に乗せる。その重さと温かさが、なんとも言えない。主人は毎回「重い」と言いながら、もう片方の手でシロの耳をゆっくりなでている。

あの日のことを、ふと思い出す。シロが来て最初の冬、わたしはブラッシングのタイミングを完全に見誤り、リビング中に白い毛が舞い散ったことがあった。インテリアショップ「ノルドハウス」で買ったばかりのグレーのラグが、あっという間に白いラグに変身した瞬間は、笑うしかなかった。
春と秋には大量に毛が抜ける「換毛期」があり、この時期の毎日のブラッシングがとても大切だ。
それを知ったのは、少し後のことだった。

スタイリッシュで落ち着いた雰囲気のあるシベリアンハスキーは、家族以外の人や犬に対しても積極的に交流しようとする友好的な犬だ。
散歩に行けば、すれ違う人が必ず立ち止まって声をかけてくれる。「触ってもいいですか」と聞かれるたびに、シロは自分から近づいていく。その姿を見るたびに、この子を家族に迎えてよかったと思う。

ハスキーを迎えた家庭の約8割が「家族や他のペットともすぐに打ち解けた」と回答しており、多頭飼いや子どものいる家庭にも適しているという結果が出ている。
数字で見るとそうなのかと思うが、わたしにとっては数字よりも、さくらがシロの背中に顔を埋めて眠ってしまった、あの午後の光景のほうがずっとリアルだ。ふわふわした被毛の感触、シロのゆっくりした呼吸の音、窓から入ってくる草の匂い。そういうものが、全部まとまって「家族」という言葉になっていく気がする。

ストレスを感じず穏やかに過ごせることで、しつけもうまくいく。
焦らなくていい。完璧じゃなくていい。毎日少しずつ、一緒に暮らしながら覚えていけばいい。ハスキー犬との生活は、そういうものだとわたしは思っている。

窓の外で風が吹いた。カーテンがふわりと揺れて、光の模様がシロの白い背中の上を動いた。シロは目を開けることなく、ただ大きく一度だけ息を吐いた。その穏やかな寝顔を見ながら、わたしはまた、ここに来てくれてよかったと思った。
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