
五月の朝、窓から差し込む光がまだ少し白っぽかった。コーヒーを淹れながら、ふとスマートフォンのブログランキングを眺めていたら、シベリアンハスキーの写真が目に飛び込んできた。青い瞳が画面越しでも鋭く光っていて、思わず手が止まった。そういえば子どものころ、近所に一頭だけハスキーを飼っているお宅があって、塀の隙間からその白と黒の毛並みをそっと覗いていたことを思い出した。あのころは「オオカミみたいで怖い」と思っていたのに、今はどうしてこんなに惹きつけられるのだろう。
ハスキー犬、正式にはシベリアンハスキーという。
ロシアのシベリア地方を原産とする犬種で、先住民族によってソリを引くために飼育されてきた。長距離を一定のペースで走り続ける能力に優れ、耐寒性と持久力を重視して改良されてきた犬種だ。
その歴史は古く、
何千年も前から、チュクチ族という現地の民族と生活を共にし、ソリを引いたり長距離を移動したりと、暮らしを支えてきた。
雪と氷の大地を駆け抜けてきた血が、今もこの犬の体の中に流れている。
では、ハスキー犬とはどんな犬なのか。まず目を引くのはその外見だ。
ピンと立った三角の耳と、背中にくるっと巻いたしっぽが特徴的で、目の色も印象的。ブルーやブラウンのほか、左右の色が異なる「オッドアイ」の子もいる。
さらに
黒、黒青色、シルバー、茶色など多くの毛色が存在し、顔の模様はシベリアンハスキーの特徴であり、個性を作り出している。
一頭として同じ顔がない、というのがこの犬の面白いところかもしれない。
外見はワイルドそのものだが、性格はまったく違う方向を向いている。
シベリアンハスキーはオオカミのような見た目で怖いと感じる人もいるかもしれないが、実際は明るく天真爛漫な性格だ。
家で飼い主に見せる甘えた態度と、外ではそっけないツンデレな性格に魅了されてしまう人も多い。
近所のドッグランで見かけたハスキーが、飼い主さんの足元にドスンと体重をかけて寄り添っていた光景を思い出す。あの重さと温もりは、たしかに「甘えんぼ」の証拠だった。
ただし、この犬を迎えるにあたって知っておくべき特徴は?というと、いくつか覚悟が必要な点もある。
毎日2時間以上の散歩や遊びが必要なため、十分な運動や精神的な刺激を与えないとストレスや問題行動につながるケースがある。
また
知能は高いものの、指示に従う意欲が強い犬種ではないため、しつけの難易度は高め。単調なトレーニングは飽きやすく、同じことを繰り返すと集中力が落ちやすい傾向がある。
「なぜそれをする必要があるの?」と自分で考えてから動く、そんな独立心の強さがこの犬の本質なのだ。
被毛のケアも欠かせない。
被毛は内側と外側の二重構造になっている「ダブルコート」で、春と秋には大量に毛が抜ける「換毛期」があり、この時期は毎日のブラッシングがとても大切だ。
ペット用品ブランド「ノルディックパウ」のスリッカーブラシを愛用しているハスキー飼いのブログを読んだことがあるが、換毛期に集めた毛の量が「小型犬一匹分くらいある」と書かれていて、思わず笑ってしまった。あれは本当なのかもしれない。
そして忘れてはならないのが、暑さへの弱さだ。
シベリアンハスキーは寒さには強いが、暑さには弱い犬種のため、夏季の温度管理には要注意。室内で飼う場合、冬季の暖房がハスキーにとっては暑くなるため、人が服を着こんだり、ハスキーとの部屋を分けるなどして、ハスキーにとって快適な環境にしてあげる必要がある。
最近のブログでも、
「5℃でも暑い雰囲気を醸し出すシベリアン」
という表現が使われていて、思わず苦笑いしてしまう。日本の夏は、彼らにとってかなりの試練だ。
それでもなお、ハスキー犬を愛する人たちはあとを絶たない。
飼い主アンケートによると、ハスキーを迎えた家庭の約8割が「家族や他のペットともすぐに打ち解けた」と回答しており、多頭飼いや子どものいる家庭にも適しているという結果が出ている。
その社交性と、あの独特の遠吠えが、どこか人の心の奥底にある何かを呼び起こすのかもしれない。
あの五月の朝の白い光の中で、私はしばらくハスキーの写真を眺め続けた。コーヒーはすっかり冷めていた。それでも、画面の中の青い瞳はずっとこちらを見つめていた。ハスキー犬は、一度目が合ったら最後、なかなか忘れられない犬だ。
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