
十月に入って、ようやく空気が変わった。窓を開けると、ひんやりとした風が薄いカーテンをゆっくりとはらませて、どこかから金木犀の香りが漂ってくる。そんな朝のこと、少し話させてほしい。
うちには今、シロという名のハスキー犬がいる。生後十ヶ月。まだ子犬の面影を引きずりながらも、体だけはすっかり立派になってしまった。
澄んだブルーの瞳と、ふわふわの美しい毛並み。
正直、最初は「大丈夫かな」と思っていた。ハスキーといえば、どこか勇ましくて気難しそうで、飼うには相当な覚悟がいると聞いていたから。でも実際に迎えてみると、そのイメージはずいぶん違った。
シロは、驚くほど人懐こい。
玄関を開けるたびに全身で喜びを表現する。しっぽが追いつかないくらいの速さで振れている、と思ったら、次の瞬間にはもう膝の上に頭を乗せている。
家族に対して非常に愛情深く、甘えん坊な一面を持っていて、初対面の人や他の犬にも友好的で、社交性が高い。
それは本当にそのとおりで、先週遊びに来た義母にも、会って三分で懐いていた。義母は「まるで昔から知ってる子みたい」と言って、少し目を細めていた。
その日の午前中、わたしはダイニングでコーヒーを飲んでいた。夫は向かいに座って、スマホを眺めながらぼんやりとしている。子どもはまだ眠っていた。三歳の娘は朝が苦手で、いつも起きてくるのは十時近い。
シロはというと、リビングの日当たりのいい場所に寝そべって、うとうとしていた。時折、耳だけぴくりと動かす。外で雀が鳴くたびに、片目だけ開けて確認して、また閉じる。その繰り返し。なんとも平和な光景だった。
狼のような外見と大型の体型から、一見怖そうに見えるが、優しく穏やかな性格をしている。
わたしもハスキーを迎える前は、そのワイルドな見た目にちょっと怖気づいていたひとりだった。子どもが小さいうちは特に、大型犬との暮らしに不安を感じていた。でも今は、シロがいることで家の中の空気がやわらかくなったような気さえしている。
娘が起きてきたのは、そこからしばらくしてのことだった。眠そうな目をこすりながらリビングに現れると、まっすぐシロのそばへ向かう。「シロ、おはよ」と小さな声で言いながら、そのふわふわの背中に顔を埋める。シロは迷惑そうにするでもなく、ただ静かに目を細めた。娘の手が耳のあたりをなでると、シロは満足そうに小さく息をついた。
この光景を見るたびに、飼ってよかったと思う。
陽気で穏やか、友好的で人懐っこい。
そんなハスキーの気質は、子どもとの相性がとてもいいとわたしは感じている。もちろん、大型犬だから一緒にいるときは目を離さないようにしているけれど、シロは娘を乱暴に扱ったことが一度もない。むしろ、娘がよろけるとさっと体を寄せて、支えるように立っていたりする。
ちなみに、わたしが子どもの頃に実家で飼っていたのは小型犬だった。近所の「ノースウィンドペット」という小さなペットショップで迎えた、茶色いミックス犬。あの子も人懐こかったけれど、ハスキーの懐き方はまた少し違う。もっと全身で、もっとまっすぐ、こちらに向かってくる感じがある。
家族みんなで見守り、その子らしさを受け入れながら、一緒に過ごす何気ない日常を大切にする。
それがハスキーとの暮らしの本質なのかもしれない、とこの頃は思うようになった。
ひとつだけ、笑えるエピソードを。先月、シロの初めてのシャンプーをしたとき、洗い終えてタオルドライをしようとしたら、シロが全力で体を振った。リビング一面が水浸しになって、夫がソファから飛び上がった。シロだけが涼しい顔で、まるで「これが普通でしょ」という顔をしていた。家族全員でしばらく笑い続けた、あの午後のことをたぶんずっと忘れない。
クールな見た目に反して、愛情深く甘えん坊な一面を持つ。
ハスキーはそういう犬だ。見た目の迫力とのギャップが、一緒に暮らしていると毎日のように顔を出す。それがまた、たまらなくかわいい。
ハスキーを迎えようか迷っているあなたへ。怖くない、難しくない、とは言いきれないけれど、それ以上に得られるものがある。この穏やかな朝の空気と、家族という言葉が少し温かくなる感覚。それだけは、確かに伝えられると思っている。
#ハスキー犬
#犬好きな人と繋がりたい
#わんこと遊ぶ
#友達と休日
#犬のいる暮らし
#ハスキーのいる生活
#犬とお出かけ
#もふもふ時間
#仲良しグループ
#癒しのひととき
#日刊ブログメーカー

コメント