ハスキー犬と歩く春の朝——散歩が教えてくれた、いちばん大切なコツ

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春の朝、6時15分。まだ空気が少しだけひんやりしている時間帯に、わたしはリードを手に玄関を出る。隣に並ぶのは、シベリアンハスキーのルーク。ブルーグレーの瞳が、薄明かりの中でひっそりと光っている。その瞳を見るたびに思う——この犬と散歩に出ると、なぜかいつも世界が少しだけ違って見える、と。

シベリアンハスキーはそり犬として活躍していた犬種だったこともあり、走るのが大好きという傾向がある。必要とする一日の運動量はとても多く、日頃から運動や散歩へ連れていくことが非常に大切だ。
それを知ったのは、ルークを迎えて最初の週のこと。家の中でひとり余ったエネルギーを持て余し、ソファの端をかじり始めたルークを見て、わたしはようやく「この子は外に出ることで生きている」という事実を、体で理解した。

結論から言えば、ハスキー犬との散歩を楽しくするコツは、「飼い主がコントロールしようとしすぎないこと」にある。
ルートや距離は自由にさせてあげると喜ぶ。飼い主が散歩に連れていくというよりは、迷子にならないよう付き添っているというような感覚だ。
これを受け入れた瞬間から、散歩はぐっと軽やかになった。

もっとも、最初からそう思えていたわけではない。ルークを迎えた当初、わたしは毎朝リードをぐっと握りしめ、「引っ張らせないように」と必死になっていた。
テンションが上がったハスキーは指示を出しても従ってくれないこともある。むしろ従わないことが多い。
それが当たり前だと知らなかったわたしは、毎回帰宅するたびに肩を落としていた。子どもの頃、近所に住んでいたおばさんが飼っていた柴犬のことを思い出す。あの犬は「おすわり」と言えば必ずおすわりした。ハスキーは違う。ルークは「おすわり」と言うと、わたしの顔をじっと見てから、ゆっくりと逆方向を向いた。(心の中で「え、聞こえてる?」と思わずツッコんだのは、今となっては笑い話だ。)

転機になったのは、近所のドッグカフェ「ノルドテラス」で出会った先輩ハスキー飼いの言葉だった。「ハスキーはね、信頼関係ができてから初めて聞いてくれるんだよ」と、彼女はルーク用のおやつをさりげなく差し出しながら言った。その仕草があまりにも自然で、ルークがすっと彼女の横に寄り添ったのを見て、わたしは何かが腑に落ちた気がした。

毎日の散歩がシベリアンハスキーのストレス発散につながる。散歩を欠かすと、彼らのストレスが溜まり、家の中で破壊行為を起こしたり、鳴き声が大きくなったりすることがある。また、適切な散歩により、犬と人間のコミュニケーションが深まり、絆が強まる。
つまり散歩は、ルークのためだけでなく、わたしたちの関係そのものを育てる時間なのだ。

今朝のルークは、桜並木の下でいつもより長く立ち止まった。風が吹くたびに花びらがひらひらと舞い落ちて、アスファルトの上に薄いピンクの絨毯を作っていく。ルークの鼻が小刻みに動く。何の匂いをかいでいるのか、わたしにはわからない。でも、その横顔があまりにも真剣で、思わず自分も深呼吸した。春の朝の空気は、ほんのりと土と草の匂いがする。

ハスキーの魅力は、ギャップ萌えだ。オオカミのようなワイルドな顔立ちなのに、陽気でフレンドリーで遊び好き。
ルークもまさにそうで、すれ違う人に向かって尻尾をぶんぶん振りながら、低く甘えた声を出す。
ハスキーは人にも犬にもとてもフレンドリーで、吠えることもあまりないため、コミュニケーションをとりやすい犬種だ。
おかげで散歩のたびに誰かと立ち話になる。それが思わぬ楽しみになっている。

散歩のコツをひとつ挙げるとすれば、「時間帯を意識すること」だ。
シベリアンハスキーは暑さに弱いため、夏場は涼しい時間帯に散歩をする必要がある。
今の季節はまだ涼しいから問題ないが、夏になれば朝の早い時間か、日が落ちてからの夕方以降に切り替える。
散歩時間としては、「夏は短く」「冬は長く」を心がけることが大切だ。
これはハスキー犬を飼う上での、基本中の基本のコツといえる。

桜並木を抜けると、ルークはまた歩き始めた。リードが少しだけたるむ。それがわたしにはうれしい。引っ張らずに、ただ隣を歩いてくれているこの感覚。朝の光が低い角度から差し込んで、ルークの白と灰色の被毛をやわらかく照らしている。毛先がわずかに金色に輝いて見えた。

ハスキー犬との散歩は、決して楽ではない日もある。それでも、この時間があるから一日が始まる気がする。リードの先に、確かな重さと温度がある。それだけで、十分だと思っている。
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