ハスキーと歩く朝の話──散歩がもっと楽しくなるコツと、あの青い瞳のこと

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ハスキー犬と暮らすということは、毎朝6時に起こされるということだ。正確には、冷たくて大きな鼻先を頬に押しつけられ、目を開けた瞬間にあの透き通ったブルーの瞳と目が合う、そういう朝が毎日続くということである。

シベリアンハスキーは体を動かすことを喜び、散歩やドッグランで走り回るのが大好きな犬種だ。
だから、散歩は「してあげるもの」ではなく、「一緒にするもの」なのだと、うちのルーク(3歳・オス)を迎えてから半年で気づいた。

結論から言う。ハスキー犬との散歩は、コツさえ押さえれば、飼い主にとっても最高の時間になる。むしろ、散歩の質を上げることが、ハスキーとの暮らし全体をなめらかにする鍵になるとさえ思っている。

7月の早朝、まだ空気がひんやりとしている時間帯に、ルークとよく出かける。アスファルトが熱を持つ前の、草の匂いがかすかに漂うあの時間。
シベリアンハスキーは暑さに弱いため、夏場は涼しい時間帯に散歩をすることが重要だ。
だから朝6時台というのは、夏の散歩においてはほぼ必須の選択肢になる。ルークも心得ているのか、その時間帯だけは引っ張る力が心なしか優しい気がする——気がするだけかもしれないが。

1日あたり1〜2時間の散歩、距離にして8〜10km程度が理想的な目安で、朝夕2回に分けてそれぞれ30分〜1時間ずつ歩かせることで、エネルギーをしっかり発散できる。
これを聞いて「多い」と思った人は正直だと思う。私も最初はそう思った。ただ、これをさぼった日の夜のルークの目つきといったら——冷蔵庫の前で仁王立ちして無言でこちらを見てくる、あの眼差しを一度でも経験すると、散歩の優先順位が自然と上がる。

散歩のコツとして、私がいちばん実感しているのはルートのバリエーションだ。
気分屋な一面があるので、ルートや距離は自由にさせてあげると喜ぶ。飼い主が散歩に連れていくというよりは、迷子にならないよう付き添っているというような感覚だ。
これはまさにそのとおりで、毎朝同じ道を歩くと、ある日突然ルークが立ち止まり、まったく別の方向を向いてテコでも動かなくなる。うちの近所に「ノルドパーク通り」と私が勝手に呼んでいる並木道があって、そこに差し掛かると必ず鼻をひくひくさせながら足を止める。何の匂いを嗅いでいるのか、私にはわからない。でも、その仕草が好きだ。

引っ張り癖への対応も、散歩を楽しくするための大事なポイントになる。
引っ張ったときには立ち止まり、リードが緩んだときだけ前に進むようにする。毎回同じルールで散歩を行うことが大切で、根気よくマナーを教え、快適な散歩タイムを目指すことが重要だ。
最初の頃、私はこれを知らずに引きずられるまま歩いていた。ある朝、段差でつまずいて盛大にこけたとき、ルークがくるりと振り返り、心配そうに顔を舐めてきた。こちらは膝を擦りむいているのに、その顔がどこか誇らしげで、思わず笑ってしまった(心の中では「お前のせいだぞ」とつぶやいていたけれど)。

ハスキーの魅力はギャップ萌えで、オオカミのようなワイルドな顔立ちなのに、陽気でフレンドリーで遊び好きな性格を持っている。
散歩中にすれ違う人が、ルークの顔を見て一瞬たじろぐのに、次の瞬間しっぽの振り方を見て表情が緩む——あの流れを見るのが、実は私のひそかな楽しみでもある。

子どもの頃、実家で飼っていた柴犬の散歩は、父の仕事で、私はついていくだけだった。リードを持たせてもらえなかったのは、引っ張られて転ぶからだと言われていた。それが悔しくて、ずっと心のどこかに残っていた。今、ルークのリードを握りながら並木道を歩くとき、あの頃の自分を少し思い出す。ちゃんと前に進めている、という感覚が、静かに嬉しい。

ハスキー飼い方のコツは、「毎日完璧にこなそう」と思わず、一週間全体でバランスを取ることだ。平日は少し短めでも、週末にしっかりと運動時間を確保すれば、ハスキーも満足してくれるはずだ。
この考え方に出会ってから、散歩が少し気楽になった。完璧にやろうとしていた頃より、今のほうがルークも落ち着いている気がする。

ハスキー犬との散歩は、体力がいる。時間もかかる。でも、早朝の光の中で、あの青い瞳が嬉しそうに細くなる瞬間を見ると、今日も連れ出してよかったと思う。それだけで、十分すぎるくらいだ。
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