
春の終わりかけの、まだ少し肌寒い朝だった。キッチンの窓から差し込む光が、フローリングの上に細長い四角形を描いていて、そこにぬくぬくと寝そべっているのが、わが家のハスキー犬・ユキだ。生後8ヶ月。白と灰のまだらな毛並みが、朝の光を受けてうっすらと輝いている。
わたしがハスキーを飼うことを決めたのは、去年の秋のことだった。正直に言えば、最初はかなり迷っていた。
シベリアンハスキーは、そのクールな見た目から「怖い」「威圧的」といったイメージを持たれがちだ。
オオカミに似た顔立ち、鋭い青い瞳。子どもの頃、近所の大型犬に追いかけられたことがあって、それ以来ずっと大きな犬が少し苦手だった。その記憶がどこかに残っていたのだと思う。
でも実際に会いに行ったとき、ブリーダーの「ノルドヴィラ」さんのもとで初めてユキの親犬に触れた瞬間、その印象はあっさりと崩れた。
外見からはワイルドなイメージを持たれがちだが、実際はとても人懐っこく、友好的な気質を持っている。特に大型犬の中では穏やかで優しい部類に入り、飼い主や家族との信頼関係を大切にする。
そのとおりだった。親犬はわたしの手のにおいをひとしきり嗅いだあと、ぺろりと舐めて、そのまま膝に頭を乗せてきた。重かった。でも、温かかった。
シベリアンハスキーはオオカミのような見た目で怖いと感じる人もいるかもしれないが、実際は明るく天真爛漫な性格だ。
それはユキを迎えてからの毎日が証明してくれている。夫が仕事から帰ってくると、玄関の前で全身をぶんぶん振り回して喜ぶ。4歳の息子の陸(りく)が転んで泣いていると、そっと近づいてぺろぺろと頬を舐める。初めて会う近所の人にも、しっぽを振りながら近づいていく。番犬には向かないかもしれないが、わが家に必要なのはそういう子だった。
飼い主アンケートによると、ハスキーを迎えた家庭の約8割が「家族や他のペットともすぐに打ち解けた」と回答しており、多頭飼いや子どものいる家庭にも適しているという結果が出ている。
それを知ったとき、少しほっとした。子どものいる家でも大丈夫なのか、というのがいちばんの心配だったから。
ただ、穏やかで人懐こい半面、エネルギーはすさまじい。
ソリをひいていた歴史のあるハスキーは、とても運動量の必要な犬種で、1日に60分程度の散歩を2回してあげるといい。
最初の1ヶ月、わたしは毎晩ぐったりしていた。しかも一度、リードを握ったまま転んで泥だらけになったことがある——夫に「犬に引っ張られてどうするの」と笑われたのは、今でも少し悔しい(心の中で「あなたもやってみてから言って」とつぶやいていた)。
それでも、朝の散歩はいつのまにか楽しみになっていた。住宅街の角を曲がると、桜がもう散り始めていて、薄ピンクの花びらが足元に積もっている。ユキはそれをくんくんと嗅いで、また歩き出す。冷たい朝の空気が頬に触れて、遠くから鳥の声が聞こえる。陸がユキのリードを「ぼくが持つ!」と主張して、ふたりで並んで歩く後ろ姿を見ていると、これが家族というものだな、と思う。
シベリアンハスキーは見た目に反して性格は優しくて友好的で、飼い主に対して愛情深いので、素晴らしいパートナーになってくれる。
それはもう、毎日の暮らしの中で確かめられていることだ。夕方、リビングのソファでわたしがうとうとしていると、ユキがそっと足元に来て、丸くなる。その体温が足を通じて伝わってきて、なんとなく目が覚めなくなる。重くて、あたたかくて、少し毛の匂いがして——それが、今のわが家の夕方の定番になった。
ハスキーを飼うことを迷っている人に、伝えたいことがある。怖くない、難しくない、とは言い切れない。でも、穏やかで人懐こいこの子たちは、ちゃんと家族になってくれる。それだけは、自信を持って言える。
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