ハスキーと歩く、いい天気の午前10時――あの青い瞳は、今日も先を見ていた

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空がやけに澄んでいた。4月の朝、午前10時を少し過ぎたころ、玄関のドアを開けた瞬間に光がどっと流れ込んできて、思わず目を細めた。こんないい天気の日に家の中にいるのは、どう考えても罪だと思う。そして隣を見ると、ルーク――うちのシベリアンハスキー、3歳のオス――がすでにリードをくわえて立っていた。「お前が準備してどうする」と心の中でひとりツッコミを入れながら、そっとリードを受け取った。

一歩外に出ると、金木犀ではなく、春の草の青い匂いがした。土と草が混ざったような、少し湿った空気。近所の「ヒカリ坂公園」の方向へ向かうと、足元のアスファルトがすでに温かく、靴底からじんわりと熱が伝わってくる。ルークはというと、もうとっくに前へ前へと体を向けていた。リードが張るたびに、腕がぐっと引っ張られる。

子どもの頃、父に連れられてよく犬の散歩についていったことを思い出す。あのころ飼っていたのは小型の雑種犬で、のんびり歩く子だった。それとは対照的に、ルークの散歩はいつも少しだけ「競歩」に近い。置いていかれそうになるたびに、なんとなく悔しくて歩調を速める。気づけば、こちらが運動させられている。

公園に着くと、芝生の上に光が斑(まだら)に落ちていた。木漏れ日というやつだ。ルークは鼻を地面に近づけて、くんくんと何かを確かめ始める。何がそんなに面白いのか、人間にはわからない情報が、あの鼻には詰まっているらしい。しばらくそのままにしていると、突然顔を上げて、遠くを見た。青い瞳が、空の色と溶け合うような一瞬だった。

ハスキー犬というのは、見た目の迫力に反して、性格はとても穏やかで友好的だ。すれ違う人に吠えることはほとんどなく、むしろ子どもに近づかれると尻尾をふりふりして喜ぶ。今日も、ベンチに座っていたおじいさんが「おう、でかいな」と声をかけてきた。ルークはちらりと振り返り、しっぽを一度だけ大きく振った。それだけで十分な挨拶だった。

散歩の途中、ルークが急に立ち止まった。前足を踏ん張って、じっと何かを見ている。視線の先には、道を横切るネコが一匹。ネコのほうはまったく動じず、ゆっくりと塀の上に消えていった。ルークはしばらく塀を見つめたあと、何事もなかったかのように歩き出した。あの数秒間の静止が、なんだかとても愛おしかった。

いい天気の日の散歩は、特別な何かが起きるわけでもない。ただ歩いて、においを嗅いで、光を浴びて、また歩く。それだけのことなのに、帰り道になるとルークの足取りはどこか満足そうで、こちらまで気持ちが軽くなる。

専門家によれば、ハスキー犬には1日1〜2時間ほどの散歩が推奨されているという。それはたしかに多い。でも、こんないい天気の日に、あの青い瞳と一緒に歩いていると、「多い」とは感じない。むしろ、もう少し続けたいと思う。ルークが先を見ながら歩くとき、その背中には「まだ行けるぞ」という意志のようなものが漂っている。

家に帰ると、ルークは水をたっぷり飲んで、そのままリビングにどさっと横になった。大きな体が床に広がって、ため息をひとつ。窓から差し込む午前の光の中で、目を細めながらうとうとし始めた。その寝顔が、なんとも平和で、思わず写真を撮った。

ハスキーと歩く春の朝は、いつもこうして終わる。特別ではない、でも確かに特別な時間として、記憶に残っていく。
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